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レッドリオン隊はアジトだと情報があった場所にたどり着いた。
今は使われていない倉庫地帯…
いかにも犯罪者が取引や拉致に使いそうな雰囲気がする場所だった。
「みんな、30秒後に踏み込むぞ!」
「了解!」
ショウの指示により、レッドリオン隊のメンバーはブラスターを構え、入り口の左右に分かれた。
ショウが倉庫の扉を強烈なキックでぶち破り、レッドリオン隊は倉庫へ突入。
すると、中には白い仮面と鎧をまとった騎士のような姿をした男がただ一人、立っていた。
「デスバイスのエージェントだな…貴様を逮捕する。」
ショウたち5人は銃口を騎士に向けた。
「レッドリオン隊、情報通りに来たか。
…待っていたぞ。」
騎士が高々と右手を上げると、倉庫に明かりが点いた。
ショウは、そこに繰り広げられた光景に度肝を抜かれてしまった。
「なんだと!?」
なんと、銃器を構えたデスバイスのメンバーたちが待ち構えていたのだ。
その数は、30人は下らない。
しかも、それぞれが特徴ある鎧や服装をしている…幹部までもが総出でショウを狙って来ているようだ。
「しまった…罠か!!」
ズダーン…
バババババ…
鳴り響く複数の銃声。
「うわぁっ!」「ぐわっ!」
ショウは、床を転がってなんとか銃撃をかわしたが、部下たちは今の銃撃により瞬殺されてしまった。
「みんな…くそっ!!」
ただ生き残ったショウは懸命に応戦しようとする、相手の人数が多すぎる…このままの状況で勝ち目はゼロに等しかった。
ショウ一人を逃す訳にはいかない…次々に襲いかかってくる戦闘員や、エージェントたち。
ショウは、スラッシャーやキックで次々と相手をなぎ倒していくが、相手の人数が多すぎるため、トドメを刺す事は不可能だった。
それでもショウは強い。
これだけの人数を相手にしても、全く引けを取らなかった。
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