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「ミースケご飯だよ。」
志麻は僕の前にカリカリを入れたお皿を置くと今度は庭に向かってパンの耳を千切ってばらまき始めた。小鳥の為の毎朝の日課だ。ばらまいてしばらくすると小鳥がやってきて楽しそうに唄いながらパンの耳をついばむ。僕と志麻はそんな小鳥たちとテレビを交互に眺めながら朝ごはんを食べる。庭の小鳥が居なくなる頃、志麻は慌ただしく身支度を始める。
「ミースケといると時間を忘れちゃうね。」
いつもそう言いながら、苦笑いを浮かべる志麻。
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