プロローグ

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「じゃぁ、行ってきます。」 支度を終えた志麻が玄関まで見送りに来た僕の頭を撫でる。僕はそれに「にゃぁ」と答えた。それを確認した志麻はまたにっこり笑ってそしてバタバタと玄関から飛び出して行った。足音が遠ざかって消えたのを確認した僕はリビングの窓際で外を眺めながら丸くなって日向ぼっこを始める。 そして僕はこう呟く。 今日も志麻が幸せでありますように…。 と。
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