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アシスタントを勤める水野弥生ちゃんと、立派にDJを勤める葉月…
葉月の声は力強くて、それでいて透き通るような透明感ある声だった。
「何度…聴いてもキレイな声だな…」
タバコの煙りを天井に向かって吐きながら、呟く…
『私は、クラスの男の子に恋をしています!けど…なかなか素直になれなくて…つい、からかわれたりすると、手を出してしまいます…女の子なのに暴力するなんて最低ですよね?HAZUKIさんと弥生さんは男性に暴力ふるったことありますか?』
葉月がリスナーからの投書を読む。
『暴力ね~。私は分かるな~、好きな人にからかわれるとね、恥ずかしくて、本当は嬉しいくせについ反対の行動をとってしまうのが女の子だもんね~。葉月ちゃんは?』
弥生ちゃんが先に答えて、葉月に振る。
『え~?男性に暴力~?私はないかな~?でもその気持ちとは反対なことをしてしまう…と言う乙女心は解るかな?あは♪』
「うそつけーっ!公園で俺を殴ったろうがっ!?」
1人笑いながら、ラジオにツッコミを入れる。
プライベートでの葉月とは違い、少しだけ高い声を出してブリッコをする葉月にクスッと笑ってしまう。
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