第三話 心と体は正反対?

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………はぁ。 いやさ、確かにバカなこと言い出したの俺だしさ、俺の責任だよ。 だからってよぉ…。 「「………。」」 この無言はやっぱり辛ぇ!! ルビーは頑張った!! 俺も頑張った!! だけどな、人間様には限界っつー厄介なもんがあんだよ!! 一生懸命昨日と同じようにしたし、ルビーの視線も気づかないフリした!! でも限界きちまったからさぁ大変、さっきからお互い無言だ。 …駄目だ、少し時間置くか。 「おいルビー、ちょっとその辺で遊んでこいよ。その間に俺食材とか買って来るから。」 「何だいその『ちょっとお母さんお買い物してくるから、ここでいい子に遊んでてね』風な言い方。」 と、予想通りの反応に内心安心しながらも、表情はそれとはまったく違う反応をしてしまった。 「あっれー?ルビーを守ってあげてるし、面倒見てるの俺だしー?俺って保護者っぽいと思ったんだけどなぁ?」 と、にやりと笑って言ってしまった。 時々素直に心と体の反応が結び付かないのが嫌になる。 まあそれが助かる時もあるから、直す気もねぇけど。 「それは仕方なくだ!!」 「ならやめるか?短い付き合いだったなー?」 「………待ってる。」 不満いっぱいの膨れっ面でそっぽ向いて、小さく返答が帰ってきた。 待ってる、か。 なんか、なんだろ、くすぐってぇな。 つい頬が緩みそうになるのを必死に抑えて、俺は近くのショップへと向かったのだった。
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