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薄暗い中、ようやく秘密基地と思われる、洞窟のようなものを見つけた。
ビーに降ろしてもらい、中へ進むと、
「イヤだ!!」
ズラリと自分の前に4匹のポケモンを並べた少年Aと、ハブネークの尻尾にしがみついた少女X&アチャモがいた。
ふむ、しばらく見てるか。
なんとなくその後のやり取りを、壁に背を預けて眺めていたら、少女Xが倒れて、少年Aが手当てをして…って、こらこら。
「無断で女性の寸法を、しかも男が図るもんじゃあないぞ、コンテスト少年。」
「ぅわあ!!いい、いつからそこに!?それよりもキミは誰!?」
大袈裟な位に驚いて少年A…いや、コンテスト少年は俺を指指し後退り。
あれ、気付いてなかったのか、それは失礼したかな?
まぁどうでもいいか。
「んっと、それより、って言ったから名乗りが先か。俺はアメジスト。いつからかって言えば、君がポケモン並べてイヤだ!!って言ってた辺りかな。っつか人を化け物か珍獣見たみたいに指指すな、傷付く。」
そう言えばコンテスト少年は慌てて、「あ、ご、ごめんなさい。」と指を下ろした。
うん、根はいい子みたいだな、よしよし。
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