第二話 新たな旅の相棒誕生?

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「ところでルビー、俺思ったんだけどさ。」 ホッとした顔をしたルビーを見て、俺はある物をルビーに見せた。 「さっきは戦うのイヤだって言ってたけど、お前けっこうヤれるんだろう?」 「!!」 それは今ルビーが赤面している間にちょっと拝借した、ルビーのボールだ。 「いくら他の連中を騙せても、俺の目は誤魔化せないぜ。確かにお前のポケモン、コンテスト出てるってだけあって綺麗だぜ?でもその体、俺にはヤれる体にしか見えねえよ。まあ、確信持った原因はお前だけどな。」 そう言って俺はボールの中のセレビィを見た。 「か、返せ!!その子はボクの!!」 身構えるルビー一行に、俺は苦笑いした。 確かにこんな言い方やり方じゃあ悪役だよなぁ。 「そう警戒すんなって。お前もなんか言ってくれよ。」 そう言ってセレビィを放つ。 ボールから出たセレビィは呆れたように、そして少し困ったように俺を見た。 「安心しろよルビー。俺はコイツを知ってるし、コイツも俺を知ってる。…いや、『今の俺を知ってる』、だな。」 「…?」 ルビーはわけがわからないと言う顔をした。 まあ当然の反応だよな。 だけどしかし驚いたぜ。 こいつは時の悪戯…いや、それともお前の気まぐれか?セレビィさんよ。
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