愛美

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「あっ、優くん!」 今日は火曜日だったんだ… 「おはようございます、佐藤先生」 「もう…由美って呼んで?」 「嫌です」 佐藤由美(さとうゆみ) 21歳の新米教師 愛美の担任で俺を気に入ってるらしい 「優くん、キスしよっか?」 「朝から何言ってるんです…か?」 俺の袖が引っ張られてる ……愛美だ 「お兄ちゃん、愛美以外の人とちゅー…し…ちゃ…ぃや…」 また愛美は泣き出した 「愛美、俺はお前としかしないから安心しろ」 「……ほんと…に?」 「本当だから、な?」 「うん…」 やっと泣き止んだか… そろそろ周りの視線が痛い ロリコン扱いされてるだろなぁ…… 「はぁ……」 思わずため息がでる 「優くん、ため息ついたら幸せが逃げるよ?」 「…あんたのせいだよ」 「あっと、そうだったわね」
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