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学校に着くと愛美と知らない影が一つ
「あっ、お兄ちゃん！」
愛美がこっちに手を振る
思わず抱きしめたくなるが、人前なので我慢しよう
「えっと、こんにちは」
「こんにちは、愛美の友達かな？」
「そうだよ、お兄ちゃん！」
なんで愛美が答えるんだ？
まぁ、それは置いといて
「今日は一緒に帰っていいですか？」
一緒に？
愛美を見ると、首を縦に振ってる
「あぁ、構わないよ」
愛美が決めたならいいか
「綾ちゃんでもお兄ちゃんは渡さないからね？」
そういうのは友達に言うものじゃないぞ
と、心の中で突っ込む
綾ちゃんもびっくりして
「う、うん…」
ほら………
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