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少し沈黙があった
だが、デスクの一つから資料の山が崩れた瞬間
2人が動いた。
ルイトが圭との間にあったテーブルを台にし左足で圭の顔に向けて回し蹴りするも…消える圭
「チッ…」
消え移動した圭に向け、指を鳴らして雷のように上から電気を打つも…消える
テレポートしながら電光石火のようにルイトに近寄りパンチを繰り出す
それを受け流すように払うルイト
「やめなよ!ルイト!!」
シェリが2人の戦い…
いや、喧嘩を止めようと声をかける
「シェリ…今までで喧嘩を途中で止めた事は?」
「え?…ないよ。」
「なら、今回も一緒…だ!」
パンチが続いていたのを、ルイトは左右に身体を傾け避けたが左のストレートが来て右に避け、圭の腹を蹴り突き離した。
「そんな~じゃあ圭さん!止めて下さい!」
腹に衝撃が来た為、咳き込みながら体勢を直す圭に声をかけるシェリ
「………無理。」
短く返事する圭
え~っと嘆くシェリ
圭は、黒いズボンの右斜めにあるベルトのように水色の布が巻いてあり…布に青い卓球玉くらいの綺麗な石に軽く触れると
水の輪が圭の両手首にブレスレットのような形で現れる。
「電気は水に強いの、知らねぇの?」
圭を見つめて鼻で笑うルイト
ルイトは銀プレートがついたネックレスを右手で軽く握ると
静電気で軽く浮かぶ髪の毛先
身体の纏う電気
「知っているさ。だが水を甘く見んな。」
「面白い。」
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