FILE1 異動

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少し沈黙があった だが、デスクの一つから資料の山が崩れた瞬間 2人が動いた。 ルイトが圭との間にあったテーブルを台にし左足で圭の顔に向けて回し蹴りするも…消える圭 「チッ…」 消え移動した圭に向け、指を鳴らして雷のように上から電気を打つも…消える テレポートしながら電光石火のようにルイトに近寄りパンチを繰り出す それを受け流すように払うルイト 「やめなよ!ルイト!!」 シェリが2人の戦い… いや、喧嘩を止めようと声をかける 「シェリ…今までで喧嘩を途中で止めた事は?」 「え?…ないよ。」 「なら、今回も一緒…だ!」 パンチが続いていたのを、ルイトは左右に身体を傾け避けたが左のストレートが来て右に避け、圭の腹を蹴り突き離した。 「そんな~じゃあ圭さん!止めて下さい!」 腹に衝撃が来た為、咳き込みながら体勢を直す圭に声をかけるシェリ 「………無理。」 短く返事する圭 え~っと嘆くシェリ 圭は、黒いズボンの右斜めにあるベルトのように水色の布が巻いてあり…布に青い卓球玉くらいの綺麗な石に軽く触れると 水の輪が圭の両手首にブレスレットのような形で現れる。 「電気は水に強いの、知らねぇの?」 圭を見つめて鼻で笑うルイト ルイトは銀プレートがついたネックレスを右手で軽く握ると 静電気で軽く浮かぶ髪の毛先 身体の纏う電気 「知っているさ。だが水を甘く見んな。」 「面白い。」
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