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「飲み物入れますね。珈琲、紅茶、緑茶がありますがどれにします?」
「じゃあ珈琲でお願いします」
「はい。あっ、カップある?」
圭は箱から自分愛用の黒に大きく白字で圭と印字されているカップを出して女性に渡した。
「お願いします。」
「はい。」
女性は給湯室へ行った。
部屋を見渡す圭。
壁は灰色
床はコンクリート
資料の山のデスクは4つ
別の部屋に繋がる扉が黒と白の二つ
それとは、別に給湯室がある。
資料室以外にオフィスのスペースは、こことER部(アンドロイド=ERが中心の部署)しかない為か
意外に広い
「どうぞ。」
そんな思考をしているとカップに入ったブラック珈琲が圭の前にあるテーブルに置かれた。
「あっ、どうも」
圭は別のソファーに座った女性に礼を言う
「いえ…ミルクと砂糖は?」
「平気ッス」
ブラックのままの珈琲を一口飲む
口内に広がる珈琲の味に緊張が和らぐ
「えっと…倭月さんでしたよね?」
「はい。」
女性が話しかけ返事する圭
「えっと…異動という事は階級は?」
「あっ、俺は“ロザリラン”ッス!」
証を開いて紫色の紋章を見せる圭。
証とは……
現代で言う警察手帳と同じ役目の物
黒革で縦開き
上はVAPTのマークと名前が刺繍され
下はVAPTの紋章が彫られている宝石のように輝く特殊な石がついている。
紋章が彫られている宝石の色は階級によりが違う。
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VAPTの階級は全部で9つある。
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トラパレン→最上級
透明の宝石
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ヴァイン→ノーマルの上級
白の宝石
ロザリラン→PPPかERの上級
紫の宝石
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ゲルン→ノーマル中級
黄色の宝石
ロートン→PPPかERの中級
赤の宝石
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ブラン→ノーマル下級
グラブラン→PPPかERの下級
ブランとグラブランは青の宝石
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これらが活動するVAPT職員の階級順となる。
追記で…
トラパレンより上に階級はある。
証はなく限られた者しか会えない。
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上記のをご覧頂くと
圭はVAPTの階級は上級となる。
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