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「ここは？」
一人の少年の声が何もない空間に響く。
しばらくぼぉーとしているとその少年の前に３つ人の姿が見える。
「えへへ……お母さんに手を繋いで貰った！」
いきなり現れた３人は仲良さそうに話している。
おそらく家族なのだろう。
「ッ！！また………この夢か……」
そうこれはもう何度も見たことがある光景。
「お父さんも手を繋ごうよ！！」
「あぁ……わかった。」
３人は仲良く手を繋ぎ消えていく。
「…………………」
３人が消えてから、無音の世界になる。相変らず何もない空間。
不意に頭に痛みがした。
これもまたいつものこと。
「ぅ！！またこのタイミングで、目が醒めるのか……」
………
……
…
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