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ベットに横になりながらこれからどうするのかを考える。
母さんの言った通りあんまり過去を振り返って悲観しない方が良いのかもしれない。
別に命を取られた訳じゃない。それに女の子の生活なんて男だった俺に出来ない事なんだからラッキーだと思わなきゃ!
なんて1度は思ったが、今まで作り上げて来た俺自身がいなくなってしまった事に違いは無く、また深く悩む。
もし、学校を転校する事を選んだら勇人や光太郎、ナツそれに双葉とも別れなきゃいけないんだ。
でも、俺が女になった時点で以前のように接する事が出来るとは思えない。
「あー……考えるの面倒臭くなってきた。」
近くにあった雑誌を手に取ると寝転んだままページをめくる。
これからは女の子向けのファッション誌とかを読むようになるのかな?
「って、また考えちゃってんじゃん!」
それからはわざと考え事をしないように本を読んだり、ゲームをしたりして過ごした。
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