第四章

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俺の上になんか重みがある。 恐る恐る目を開くとー・・・ そこには母さんが裸で俺の上に乗っていた。 グレイ「か、母さん?」 クロム「あら・・・・起きたのね?つまらないわ・・・・」 母さんは冷たい顔で言い放つ。 俺は信じられなくて、笑った。 嘲笑うような笑いだったかもしれない。 バシッ 「何・・・・笑ってるの?」 口の中に血の味が広がる。 母さんは、どうしてしまったんだろう? 俺を殴る事なんて無かったのに・・・・・ 「ねぇ・・・・・グレイ? 抱いてちょうだい。」 「母さん・・・・何言ってんだよ?」 ビシッ クロム「いいじゃない、どうせ血なんて繋がって無いんだしいいから抱いてよ!あの人がいなくて、寂しいのよ」 母さんは、俺に無理矢理、キスをした。 クチュ・・・クチュ・・・ 嫌な音が聞こえる。 クロム「ん・・・・クチュ・・・・クチュ・・・・」 やっと母さんが唇を離した時、銀色の糸が光った。 ・・・・・気持ち悪ぃ・・・・
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