‐0章‐

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やめろ…。 教室で、虐められていた…。 周りを見渡すと…クラスメイトは見て見ぬ振り…。 自分自身が虐めの対象になるのを恐れているようだ。 誰かが助けてくれるとは思わなかった・・・でも助けを求めた…。 担任は自分の訴えを右から左へ流し、問題が起きると隠蔽までする始末…。 親に…助けは求められない…。 誰かが助けてくれる事を信じながら… 虐めの中心である女子5人に蹴られ、殴られ…。 惨めだった…。 …どうすることも出来ない…。 「力」のない俺は…すぐに押し倒される…。 顔を踏まれた…靴の裏のゴムの臭いが今でも鮮明に覚えている…。 涙が出そうだった…。 でも…泣きたくなかった…。 そんなプライドが虐めをエスカレートして行くのがわかった…。 必死で願っていた…。 『誰か…助けて…』 __
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