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フ「う…うん…ごめん」
私の手を強く握っているアッシュの手は手袋をしていても冷たく感じた。
ア「任務中だ。余計な事は考えるんじゃねぇ…」
フ「はい…」
そう言って気絶した被験者(オリジナル)を海へと放り出す。
かすかに血が滲み、海の底へと落ちてゆく被験者(オリジナル)を後にする。
ア「本部へ戻るぞ」
フ「…………はい」
空は、どよんだ鉛色をしていた……海に沈む被験者(オリジナル)を慈しむかのように―――
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