2章 少年の行方

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自分の部屋に戻ったエリンは泥だらけの人間をベッドに横たわらせた 顔のあたりの泥を拭き終えると、顔が露になり、どんな顔かよく分かるようになった 「まだ子供のあどけなさが残ってるわ… 十五・六歳位かしら?」 そう思いながら頭を拭いてやっていると妙な突起が手に触れた 「?」 そう思い、よく見てみると、なんとそれは犬の耳のような物だったのだ 「!? 何で犬の耳が…!?」 よくよく見てみると、尻のあたりから妙なものが突き出ている 「これは…」 泥まみれだったのでよく分からなかったが、泥を拭いてやると、なんとそれはとても大きな尻尾だったのだ 「この子は一体…?」
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