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「女王様は本当に我侭だ」
綺麗な青空の下
オレの周りは真っ赤に染まっていた
自身の服も真っ赤で
辺り一面も赤い海みたいな光景
「まぁ、アリスがいなくなるのはオレも寂しいから嫌なんだけど」
周りの赤は気にせずに
誰も聞いていない独り言を呟く
そうでもしないとやってけない
いつでも我侭に振り回されるのは部下の役目だ
「あーあ、オレも白兎みたいにアリスの護衛がよかったなぁ」
何でオレが外で白兎が中を護るのだろうか
正直一番危険なのは白兎じゃないか
「ま、女王様には何か考えがあるのか」
頭の悪いオレには到底理解出来ないような
難解なパズルみたいなのがあるのかもしれない
いや、わからないけれども
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