限界

3/3
前へ
/132ページ
次へ
「…ウン…アリガトウ。」 「あ、あの!ちょ…ちょっと待ってください!あっちの方…!本部がある方角に…!」 突然ミネアが騒ぎ出した。 「たくさんの強い妖気が…まっすぐ本部に向かってます…!」 「…!!」 …その妖気の中に3つだけ覚えのある妖気が…。あの時の男三人組…。 「ハヤク…ガ…ガ…イッテ…。ワタシノ…クビヲ…ハネテカラ…ガガ…」 …そんな事できないよ。だってお前は… 「お前は…私の大切な仲間だ!だから諦めるな!戻れリオン!お前ならできる!」 「ムリダヨ…ガガ…ハヤク…シテ…」 リオンの辛そうな顔を見て、私は思わず彼女の両肩を掴んだ。 「無理じゃない!諦めるな!私には…私にはお前が必要なんだよ!!ここにいるみんな、お前が必要なんだよ!!」 「…ハ…ヤク…シテ…」 「私はお前を信じてる!!」 「ク…ガ…グガ…ガガ…ガァアア!!」 「「「!!!」」」 《ドン!!!》
/132ページ

最初のコメントを投稿しよう!

197人が本棚に入れています
本棚に追加