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「…ウン…アリガトウ。」
「あ、あの!ちょ…ちょっと待ってください!あっちの方…!本部がある方角に…!」
突然ミネアが騒ぎ出した。
「たくさんの強い妖気が…まっすぐ本部に向かってます…!」
「…!!」
…その妖気の中に3つだけ覚えのある妖気が…。あの時の男三人組…。
「ハヤク…ガ…ガ…イッテ…。ワタシノ…クビヲ…ハネテカラ…ガガ…」
…そんな事できないよ。だってお前は…
「お前は…私の大切な仲間だ!だから諦めるな!戻れリオン!お前ならできる!」
「ムリダヨ…ガガ…ハヤク…シテ…」
リオンの辛そうな顔を見て、私は思わず彼女の両肩を掴んだ。
「無理じゃない!諦めるな!私には…私にはお前が必要なんだよ!!ここにいるみんな、お前が必要なんだよ!!」
「…ハ…ヤク…シテ…」
「私はお前を信じてる!!」
「ク…ガ…グガ…ガガ…ガァアア!!」
「「「!!!」」」
《ドン!!!》
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