序章~入学~

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家を飛び出した安佐崖は走りながら、 「(ふふふ、朝から完璧だな俺、これで曲がり角から女の子が来ればパーフェクト)」 などとぶつぶつ呟く、 端から見るとただの変態にしか見えない状態で十字路に近づく、 そこで、 (右から人の気配感知!) 安佐崖の絶対的勘で接近中の人(女の子)を察知すると、 (こい、トースト食わえた女の子こい!) そう念じながら十字路に差し掛かる。 初めに見えたのはスカートの端、 そのとたん、安佐崖はオッシャー!と鼻息を荒くする。 そして、十字路に入った瞬間、 学生鞄の角で思いっ切り鼻っ柱を叩かれた。 「ッんギャァァァアアアアア!!」 顔を押さえ、声にならない声で叫びながらのたうちまわる
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