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潤は目の前の光景が信じられなかった。
「う、うわっ!?砂に…なった…」
「大丈夫だ…お前もすぐに…消してやる…」
教師は再びモゴモゴしながら呟き、潤に向けて左手を伸ばした。
潤は手を避けようとしたが足がもたついてしまい、転んでしまった。
(くそっ、腰抜けた…体動かねぇ…、こんなとこでオレ死ぬのか??畜生ぉ…)
恐怖のあまり目を閉じ、教師の左手が潤の額まで残り数センチまで近付いた瞬間…
バーン!!!
銃声が鳴り響いた。
そして目の前にあった教師の左手は腕ごと吹き飛んでいた。
「ぐぁぁぁぁ!!」
コツ―コツ―コツ―
再び足音が聞こえた潤は、足音のする方向を見る…そこには…
銃を構えながら歩いてくる少女が居た。
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