崩れる日常

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道路にいる潤が周りを見渡すと遠くの方に人影が見えた。 「よかった、やっと人がいた」 潤は安堵しながら人影に近づいていく、しかし目で確認出来る距離まで近づくと潤はその人影の異変に気付く。 「動きが止まってる…!?しかも灰色だ…」 同じ年代の少年が、今にも歩き出しそうな姿勢で止まっていて周りの風景と同じの灰色に染まっていた。 しかも周辺をよく見ると、動きが止まってる少年と同じ状況の人々が何人かいた。 「くそっ…どうなってんだよ…オレ以外に人はいないのか??」 潤は人を探すために黒い霧が立ち込む学校へ向かった。 学校に着いた潤は信じられない光景を目にした。 そこには歩いていたり、友達と話していたりしていたと思われる生徒達が、先程の動きが止まってる少年と同じ状況にあった。 「こんなに人がいるのか…動いてる人はいないのか??」 潤は動けている人を探すために校内に入っていった。
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