The new one

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願いは虚しく 私が着く事になったのは若くて…サングラスをしてて…全身黒づくめで…奇抜な髪型をした…腕を組み足を組みだらしなく椅子に座る… 明らかに一人、楽しんでる様子ではない人。 最悪だ………。 『失礼します』 とりあえず挨拶を済ませ、隣に座った。 彼は微動だにしない。 …………沈黙。 とりあえず、輪に入る事で気まずさから逃げようと思い周りの人に愛想を振り撒いた。 『どーもー』 「お、可愛い子ちゃん!」 正面のおっさんが気づいてくれた。 「そいつ無愛想でしょ?ごめんねー。 かなりの人見知りだから気にしなくていいから!」 そうやって彼を叩く。 「…いてーよ。つか人見知りじゃねぇし。」 彼は、意外にも心地良いハスキーな綺麗な声をしていた。 「はぁ?お前が人見知りじゃなかったら誰が人見知りなんだよ!!」 周りがギャハハと笑う。
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