第一章<卵>

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夢を見ている。 それは自分の将来や近い未来に対してではなく。 眠っている間に見る方である。 普段なら実感するということはしないものなのだが 何故だか、今見ている景色は夢なのだと感じてしまう。 でも、夢だと分かっていても覚めることはなかった。 この夢は何の意味があるのだろうか? それとも意味がないのか? そんな事を思っていると上から光が降り注ぐ。 上と言ってもそこには空や天井があるわけでもなく。 まして、暗闇の中にいるわけでもない。 それでも降り注いでいるのが分かるその光は目覚めの合図。 今日の夢はここまで 次はどんな夢をみるのか
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