第一章<卵>

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魔術には幾つか種類がある。 俺たちはそれを大まかに三つの系統と三つの様式に分けている。 まず、系統について 系統とは内に秘めた魔力に属性と呼ばれる性質を込める事を大まかに区分したものだ。 一つ目は、光・闇の太極属性と火・水・土・雷・風の五大属性の中から一つの属性を魔力に加えて使う『元素系統』 二つ目は、太極属性のどちらかと五大属性のどれかの属性を混ぜ合わせ新たな属性として魔力に加えて使う『派生系統』 三つ目は、上二つと違い魔力に属性を加えない『無系統』 次に様式について 様式とは魔術の設計図だ。魔力を使い何をしたいのかどんな事象を起こしたいのかを言葉や文字・図形などを使い作り上げる。 一つ目は、頭で思い浮かべた魔術のイメージをそのまま言葉や声で表す『西洋式』 二つ目は、使用する文字の意味を魔術として表す『東洋式』 三つ目は、数字や図形などで魔術を科学に近いものとして表す『図数式』 あと魔術には使用する際に消費する魔力の量や扱う難易度等によって初級・下級・中級・上級・最上級・特異級の六つにランク分けされている。 ただし特異級だけは特殊なランクだから詳しくは別の機会に説明する。
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