第一章<卵>

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俺は錬魔になるために色々と勉強している。 そして今日は真園学院の入学式がある。俺も今日から高等部に入るで必然的にこの式に出ないといけない。 教育ギルド“ゼノ”は初等部から大学部までエスカレーター式である。 中等部までは一般知識や基本訓練ばかりなのだが高等部に上がる事で学科を選択する事になる。午前中はクラスごとで勉強や戦闘訓練を行い午後から各学科ごとの授業を受ける。 もちろん、俺は錬魔科を選んだ。 更に言うなら大学部は高等部よりも専門的な知識を得たい研究者や学者志望の奴が行っている。 まぁ、高等部になったからといって大半の奴は初等部から知っている奴らなのであまり実感というのが沸かない。 故に今日もまた、いつもと同じ道を通って校舎に向かう。 「あの…すいません」
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