車内にて

2/2
前へ
/46ページ
次へ
小さい空間に二人きり いつものように 急に君が欲しくなる 公共に突如として現れる 二人だけの愛しい空間 真っ暗闇に君と二人 ただ二人だけの愛しい時間 バックレストを倒した途端に 主導権は君に 僕はまるで 操り人形のように 実は君に踊らされているとも知らずに ただただ君を貪る 狂ったように君を求める だけど真相は 君が僕を欲している まさに 君の描いたシナリオの役を僕が演じている様 ~この空間が 永遠に続けばいいのに~ 曇りガラスごしに 現実を見たとき やたらと君が愛しいと思った
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加