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しかしいつもの様に野太く、むさ苦しい、野郎共の朝の挨拶は…無い。
目の前に広がる光景は…
隊員達が山積みにされていたり蹲ったりして呻き声をあげていた。
中には席官の顔もちらほら見受けられる…。
唖然する2人。
すると突然、平隊員が飛んできた。
一角が先頭だったおかげで、
弓親はすんなりと避けたが一角は直撃してしまった。
「どぁっ!?」
一角にぶつかってきた、平隊員は謝る事も出来ずに体を蹲ながら悶えている。
すると、すかさず別の席官隊士が駆け寄り、
「申し訳ありませんッ
斑目三席。綾瀬川五席。
いきなりあいつが暴れだしまして…」
「どこのどいつだコラァ!?」
「あ、ちょっと一角!」
体当たりしてきた、男を投げ捨てて、
キレた一角は、
弓親の呼ぶ声も聞かずに
物凄い勢いで「事の発端」に掴みかかろうとする
飛びかかった先には
刑戦装束を着た見知らぬ女が立っていた。
「女!?」
一角は思わず怯んでしまった。
そのせいで一瞬の隙ができ女はそれを見逃さずに、
男の急所を目掛けて、足を振り上げた。
「!?、ぐぉッッ」
急所を攻撃され、
一角はたまらず声をあげるも、女は更に白打で一角を床に叩きつけた。
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