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「これで終わりですか?」
女は冷たく、
床に這いつくばった男達に言い放つ。
男達は、喋る事も出来ずに声にならない、声をあげて唸っていた。
多分、みんな一角の様に急所を狙われたんだな…と、弓親は背中に嫌な汗をかいていた。
「おっはよー!」
すると元気の良い声と共に、
やちるが勢いよく鍛練場に入ってきた。
更木隊長も後から続いて来る。
「おはようございますっ
更木隊長。草鹿副隊長。」
隊長、副隊長の登場に十一番隊士達は、一斉に声を上げる。
しかし、一角を含めて、一部の隊員たちが蹲り、体のある部分を押さえて、目を充血させ、呻きながら自分を見上げている。
一応、朝の挨拶をしているつもりなのだろう…。
さすがに剣八も何事かと思い、周りを見渡す。
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