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祖父の足跡
教授
「君のおじいさんはご存命ですか」
私
「いや、父の幼い時に亡くなりました」教授(残念そうに)
「そうですか、資料内容の確認がとりたかったのですが・・・」
私(驚き気味)
「そんなに日記とかが珍しいですか?」
教授
「日記ではなく、行軍記録が興味深いのです。南京大虐殺が起きたとされる時期にあなたのおじいさんは現地にいたようです。記録してあります。」
南京大虐殺は他人事のように考えていた私にとっては、突如震えがきた。
自分の身内が殺人行為に加担した可能性があるのだ。
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