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「じゃ、ウチら隣の雑貨屋言ってるわ!!
サキ達も早く決めなよっ」
と言って店内を去った。
ホントに警報機は鳴っていない。
「何にするー?」
サキが某男性アイドルグループのライブDVDを拝見しながら聞いた。
「お姉がこのグループ好きだからこのDVDにするよ。
これ、鳴らないよね?」
「もちろんっ!!」
まわりにはサキしかいない。
私は何度もあたりを見回しながら震える手でポテチの袋に忍ばせた。
ドクン…ドクン…
サキがOKサインを出した。
サキも終わったようだ。
ゆっくり、確かにゲートをくぐった。
………鳴らない。
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