スリー

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「えーっヤらしいー」 「はあっ?意味不やー」 「てかユイって興奮すると関西弁っぽくなるよね!」 「なっとらんわー!」 「ほら。」 他愛ない話しで笑ったあと前こんな物を収穫した、前こんなで危なかった、など 万引きの話しになった。 すると、ミリが 「つーかさ、うちやめようかな……」 と気まずそうに口を開いた。 「そっかあ!ミリ卒業かっ!まあ、いいんじゃなーい?」 コトミが携帯を開いていじりながら言った。 ………意外だった。 いつもの自己チューなコトミだったら自分について来ない者に怒るのに。 するとメールが届いた。 ―――――――――――――   ミリ無視ね     コトミ ――――――――――――― やっぱり。
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