―本当のキモチ―

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修二『いや‥あれはね。前に現像した時にあれだけ渡しそびれてただけだよ。‥‥他のに紛れてたからね。俺も今言われるまで忘れてたくらいだよ(笑)』 あまりにもあっけらかんと話す修二君に、疑わしさなどなくて。 本当にホッとした‥‥ 修二『え、知衣子?!』 知衣子『違っ‥‥ホッとしたら‥‥アレ、おかしいな』 嬉しいのに涙が止まらない。 修二『‥‥‥不安にさせて、ごめん』 優しい瞳で私を暖かく見つめる修二君。 もっと、もっと彼を信じなくちゃ。 ‥‥‥そう思った。
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