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三年後
レミーナの乗っていた黒船来航の報を聞き港に駆け付けた水前寺の前に赤い雨が降り注いだ。
「・・・血?・・・・・レミーナ!!」
彼が目にしたのは血まみれの人間たちとともに恐怖にふるえるレミーナの姿。
それを囲む攘夷志士達の姿。
気がついた時には体が動いていた、愛したものを救うために・・・
ザシュッ
鮮やかな血しぶきとともにレミーナの体が力なく崩れおちる、彼の理性が飛び眼前の人間達を切り捨てた。
彼の心に復讐の炎が宿る。
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