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(……さて)
構えながら、先程の鬼腕の助言を思い返す。
とにかく速攻。角の一撃を貰う前に殲滅か──少なくとも数を減らさないと駄目なのだろうが、虫の身体を覆う殻も、角と同様に硬質の輝き。防御能力も高そうだ。
そうして様子を見ている間にも、虫達の口元にぐじぐじと泡が生まれるのが見えた。悠長にしている間はない。エリシアは姿勢を僅かに落とすと、甲虫達に向かって全速で駆け出した!
***
鋭角の進軍が現れた!
[敵出現]
─See you Next phase─
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