あの日

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サクラにすがりつき、泣く母親を後ろで見つめ、女の子も泣いた。 ちり…。 「…鈴の、音?」 ちりん、ちりん、と女の子の耳に鈴の音が聞こえた。 その音は涼やかで、サクラのベッドから聞こえてくるようだった。
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