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「落ち着いて、ケイト」
俺の腕を掴み、それを止めるソフィア。
「そうだ、ケイト。今は、これからどうするかを考えろ」
マスターもそう言って俺を宥める。
「悪い、そうだな。そういえば、その兵士達は?」
先程は、ギルドの皆が止めていてくれたはずなのだが。
「ギルドの奴等が縛ってくれているはずだ」
平然とした顔でそんなことを言うマスター。
「それは、まずいだろ?」
「大丈夫だ、責任は私が取る。今までこの国に貢献してきたんだ。軽いお叱りを受けるだけだ。それに、この国の王はあまり乗り気じゃないしな」
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