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驚いて振り返ってみれば、兵の一人が路地の入り口でこちらを指差していた。
「奴らはこ……」
「ケイト、ソフィア、行け!!」
その兵が次の言葉を紡ぐ前に、マスターが飛び掛った。
「「マスター!!」」
マスターが飛び掛ったと同時に、路地に何人もの兵士が雪崩れ込んでこようとする。
だが、マスターは必死になってそれを食い止める。
「何をしている、早く行けぇ!!」
「マスター、ありがとう!!トランスファー!!」
ソフィアを引っ掴み、俺は転移した。
「いやぁー、マスター!!」
ソフィアの悲痛な叫び声を聞きながら、俺はソフィアの家へと到着した。
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