序章~小笠峠~

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20XX年… バイパスが発達し、高速道路や各地の峠はもはや用済みとなった 政府は有効活用のために首都高や各地の峠を民間に譲り渡し、サーキットとして使用する事を許可 週末となればかつての走り屋から若者まで多くの者が各地に走りに出かけた 昼はオフィシャルレースで賞金を稼ぎ、夜は仲間とタイムを競い合い、最速を目指す 走る者の動機は一人一人違えど最終目標は皆同じだった ただ一人だけが呼ばれる最速の称号を目指して………
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