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「いいね!!」
美咲は満面の笑みで返答する。
(ようやく勁伍といっしょのチームになれるんだ…
ヨッシャッ!)
美咲も以前から考えてはいたらしい……。
「俺は別にいいよ」
勁伍も答える。
しかしノリが軽すぎる…。
「二人は?」
奈美が聞く。
先に口を開いたのは市橋だ。
「たまに来れなくてもいいなら…………いいよ」
どうやらチームに入りたいのだが、距離的にいつもいつもは来れない事を気にしているらしい。
「いつもは来れなくても来れる時だけでいいから、入って、 ね?」
半分脅迫のような口調だったが市橋は気にせずに
「じゃ入る」
と続けた。
こんなノリで大丈夫なのか…。
「智也は?」
市橋が聞く。
「そうだな~
誰かがこれに勝ったら入る事にするよ
自分より遅い人ばかりのチームなら入らないと決めてるから」
そういって今日乗ってきたインテグラを示した。
「誰が走る?
それとも諦める?」
わざと挑発的な態度で言い放った。
「「俺がやる」」
狙い通り、二人が間髪入れず名乗りを上げた。
勁伍と市橋だった。
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