11人が本棚に入れています
本棚に追加
/53ページ
クゥゥゥウウウゥン……クゥゥゥウウウゥン……
一台の車が峠を下る。
車種はS14、外観はおとなしく、ウイングもそこまで大きくない。
それだけを見ると明らかに街乗りを意識し、ドリフトなどしないように見えた。
しかし、その走りは真逆だった。
ギイイイイイイイイイイイイ…
荒いドリフト、激しいスモーク、決してキレイではないがインパクトはある。
ガードレールにテールが接触することもあった。
カーブを曲がりきれずに壁にぶつかりそうになることも何度かあった。
それでも大きな事故になることなく無事に麓のパーキングに着くことができた。
最初のコメントを投稿しよう!