銀桂

2/6
前へ
/30ページ
次へ
俺は多分桂があの時から好きだったと思う。 「銀時!銀時!」 俺を呼ぶ声がする。寝ていたらこいつが起こしに来た。 「んなんだよ!!うせぇなヅラ!!」 「ヅラじゃない!!桂だ!!松陽先生が呼んでる。」 「分かったからささとお前も向こう行け!!」 俺は塾のやつらからみんなから距離をおかれている。よってくるのはこいつ桂小太郎だけだ。 女みたいな顔だちをしていて最初女だと思ったやつ。 こいつまでみんなに避けられられるのは嫌だからなるべく近づくなてこと言ってるはずだがなかなか聞かない。 「俺も松陽先生に呼ばれてるんだ!」 松陽先生の居る部屋に行った。 「やっと来ましたか!!遅いですよ!!銀時、小太郎。」 「すみません、銀時がなかなか来てくれないもんで・・・」 そんなに時間かけてねえて!! 「んでなんの用だよ。」 「実は晋助がなかなか帰ってこないんです。頼みごとしたんですが・・・」 ヅラは高杉が嫌いらしいけど顔が心配そうな顔してるのにむかついた。 「いくらなんでも遅すぎで心配なんです。」 「どうせさぼってるんだろ。」 「銀時!!晋助はな松陽先生の為なら頼まれた事は何が何でも一早くする性格なんだ!!」 「んなのぉ一度くらいさぼりたくなるんじゃ・・・」 「そんなわけないだろ!!晋助は・・・」 晋助、晋助て何だよ。あんなやつのことなんてどうでもいいだろう。 「どちらにせよ晋助を探しに行ってください。分かりましたか?」 「はい」 満足そうな返事をするヅラ。 「ちぇ」 「ヅラアイツ探すのお前が頼むわ!!」 そんなめんどくさいことしたくねええ!!ましてやイライラしてるの状態に。 「ヅラじゃない!!桂だ!!銀時さぼるなあああ!!ちゃんと二人で晋助を探すんだ!!」 なんでこんなめんどくさいことしなきゃいけないんだよ。 「晋助は多分この道を通ったはずだ!!」 なかなか見つからない。原っぱが生えている道をたどっているが 高杉が見つからねぇじゃん!!きっと帰ったんだよ・・・ なんだよ!!ヅラのやつ真剣に探しやがって・・・ 「一度先生の所に戻ろう!!暗くなってきた。それに晋助も戻ってるかもしれない・・・」
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

104人が本棚に入れています
本棚に追加