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明らかに動揺している真紀を連れて、美和たちは大天使院に戻って行った。
それと入れ違いに八戸さんを見送りに行ったレイが戻って来たので、真紀の事を教えるとかなり感心していた。
「真紀ちゃんが?へえー‥‥それは楽しみだね。」
(でも何で真紀にそんな力が?ていうかレイだって前から持ってた力じゃねーよな?確か俺が犬だった時にはそんな芸当出来なかったよな?)
「うん、私は女神になってから徐々にって感じだね。真紀ちゃんが何故って言われても分かんないけど、きっとそういう適性っていうか才能みたいなものがあるんじゃないかな?」
なるほど。
「ところで裕太くん、八戸さんに避難するように言われたんだけど....」
黄泉の扉か....
(ああ、俺もその方が良いと思うよ。少しでも安全な場所にいて欲しいぜ....今回の件が片付くまではな。)
確かに戦力としてのレイがいないのは厳しいかも知れないが、そういう次元の話ではない。
レイと俺たちの子供を守る事は俺にとって当然の事だ。
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