俺はここにいるぞ?

12/14
前へ
/318ページ
次へ
「おまえたち....しばらくの間、純の下で訓練するように。」 俺の言葉に美和たちもだが、純以外の全員がキョトンとした顔をした。 「シレーカン、訓練て?」 「化粧とか?」 「バカね梓....美味しいコーヒーの入れ方でしょ?ね、お兄さ....司令官。」 .... やっぱり早まったか.... 「あなたたちに私が武器の取り扱いを教えるわ....」 純の話があまりにも唐突なせいか、約3秒は誰も何のリアクションを見せなかった。 「‥‥‥‥ちょちょちょっ!ちょっと待って!武器って何っ!?」 最初に口を開いたのは圭だった。 「武器って....あたしたちこれでも天使だよ?」 「そうそう....プリティーなエンジェルよ。」 美和が英単語を覚えた.... そっちに気を取られていると、涼が俺に声をかけた。 「司令官、何故彼女たちに?彼女たちは天使であり、防衛軍じゃありません。武器は必要ないと思えますが....」 そう.... 「確かに普通の天使ならな....」 こいつらは普通じゃないんだ。  
/318ページ

最初のコメントを投稿しよう!

270人が本棚に入れています
本棚に追加