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「おまえたち....しばらくの間、純の下で訓練するように。」
俺の言葉に美和たちもだが、純以外の全員がキョトンとした顔をした。
「シレーカン、訓練て?」
「化粧とか?」
「バカね梓....美味しいコーヒーの入れ方でしょ?ね、お兄さ....司令官。」
....
やっぱり早まったか....
「あなたたちに私が武器の取り扱いを教えるわ....」
純の話があまりにも唐突なせいか、約3秒は誰も何のリアクションを見せなかった。
「‥‥‥‥ちょちょちょっ!ちょっと待って!武器って何っ!?」
最初に口を開いたのは圭だった。
「武器って....あたしたちこれでも天使だよ?」
「そうそう....プリティーなエンジェルよ。」
美和が英単語を覚えた....
そっちに気を取られていると、涼が俺に声をかけた。
「司令官、何故彼女たちに?彼女たちは天使であり、防衛軍じゃありません。武器は必要ないと思えますが....」
そう....
「確かに普通の天使ならな....」
こいつらは普通じゃないんだ。
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