エピローグ

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  「ん? 何だ…?」 足元を見ると段ボールが置いてあった。 誰だ、こんな所に段ボールを置いた奴。 不法投棄はいけないんだぞ…ったく。 段ボールを適当に足で元の位置に戻し家に向かって歩き出した。 (にゃ~…。) ん…? 今、猫の声が聞こえたよな? 振り返っても、さっきの段ボールしか無い。 「そんなわけないよな…。」 段ボールに入ってるなんてこと有り得ないよな。 だって冬だぜ? 気温が一桁なんだぜ? 俺は段ボールの蓋をゆっくりと開いた。 「にゃ~…。」 「はぁ…居たか…。」 段ボールの中にはグレーのアメリカンショートヘアーが居た。 ちょこんっと毛布に包まって端っこに座ってる。  
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