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一瞬、固まりの術みたいな魔法がかかったのか、それとも時間が少し止まっていたんだろうか。
私達家族4人の中に変な空気が流れた。
そして、
「えーーーっ!!!!!」
と、私以外の3人が近所迷惑になりそうなくらい大きな声で驚いていた。
「静香、それ本当なのか?」
いつも優しくてお母さんの尻に敷かれているお父さんは目をキラキラさせて私に確認した。
「大丈夫?無理してない?」
お母さんは私の顔を覗きこみながら、心配そうに聞いてきた。
「てか、姉ちゃん。久しぶりにリビングに顔出しただけでもビックリしたのに、さらにビックリさせんなよ。」
と、生意気だけど可愛い弟が動揺していた。
だが、一番この状況にビックリしているのは、私自身だったりするのだ。
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