プロローグ

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「ど・・ても・・・要なん・・助け・・・い」 「あなたの力が必要なんです助けてください!」 ある街では 人々が地面にうずくまっていた。 すでに何人かの顔が地面に埋まるほどであった 「・・・君たちが起こした問題じゃないか・・・」 手を顔にあて困ったように彼は答えた 地面に這いつくばっていた一人が立ち上がった 「はい…ですが!アレは手に負えません。私たちが起こした事態だということは十分に反省しております・・・お願いです!力をお貸しください!」 女は彼にしがみつきもがいた。 「・・・わかった。私もそこまで頼まれては仕方があるまい・・・」 男はしがみつく女をひき離すと その場にしゃがみ、地面に片手を当てた。
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