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「…家に?」
「うん。お母さんとも話して。非通知拒否に設定したんだけど。
そしたら今度は、公衆電話からかかってきたりしてさ…。」
「公衆電話?」
「最近、公衆電話なんか探す方が大変じゃない?なんか、気味悪くって。
時間帯も特に決まってないし。なんか、よくわかんないんだよね。」
公衆電話を、わざわざ探してかけてるのか?
なんでそこまで?
「公衆電話は拒否にできねーの?」
「できると思うけど…。」
疲れた顔をして、美希はまた大きくため息をついた。
そうして、事態が大きくなったのは、さらに翌日のことだ。
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