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「カズハでしょ、出所。」
「ああ。そうみたい。」
「１年目の夏に帰省した時、彼も一緒に来たの。カズハと会ったのよ。
彼は五つ年上だったから。
ウチらの中で最初に結婚するのは美希かもねーなんて、からかわれたの。」
「…そんだけ？」
「まあ、カズハの話は、そっからだと思うよ。」
なんだ。そんなことか…。
「ん…じゃあ、痛い目みたのは、その年上？」
「うん。まあ、いろいろあってね。」
「いろいろ？」
「ん…。なんにしても、職場恋愛って…別れると、後々キツイよねー。」
「まあ、だろう…な。…それで辞めて帰ってきたのか？」
「簡単に言うと、そゆこと。」
「…そか。」
「うん…。」
「・・・。」
「・・・。」
やべ。話が続かねー…。
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