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「もしもし。」
『ああ、鈴木か？美希ちゃんの具合どうだ？』
「あー、ちょうど家に着いたとこで、横になってます。」
『そうか。』
「あの、俺戻んなきゃいけない…ですよね？」
『どうせ、ついててやりたいって言うんだろ？』
「…ぅ。」
ばれてーら。
「や、あの、美希のお母さん、まだ帰って無いし…。
一人にするのも…、なんか…。」
『タケが残って、お前の代わりに入ったから。別にいいよ。
美希ちゃんの方も、涼が入ってるし。』
「さっすが。話がわかるッ。」
『そんなことより。ちゃんと、気を付けて見ててやれよ。
悪戯にしちゃ悪質すぎる。』
「…ですよね。」
『心当たりとかあるのか？』
「…まったく。」
『そうか。まあ、店のヤツらは、あんなの鵜呑みにすることは無いから。気にするなって、言っておけ。』
「はい。」
『じゃあな。』
「はい。どうも。」
電話を切って、またポケットに戻すと、俺は美希の部屋に戻った。
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